こんにちは。
感情解放!HSPカウンセリング
心理カウンセラーの勝部です。
前回のブログで少し取り上げたマインドフルネス。
※前回のブログはこちら↓
ブログを読んでいただいた方の中にマインドフルネスに興味をお持ちの方がいらっしゃったので
もう少し書いてみようと思います。
多くの著名人が取り入れていたり、研修として導入する会社があったり
数年前から話題になっていて書籍も多く出ているので、ご存じの方も多いと思います。
近年、認知行動療法にマインドフルネス療法を取り入れる方法が使われています。
マインドフルネスとは、「今、目の前のことに集中する状態」のことをいいます。
私たちの心は、今この瞬間を生きているようで
実は過去の嫌な記憶、忘れたい辛かったことや
未来への不安といったネガティブなことを考えている時間が多くを占めています。
つまり、自分で不安やストレスを増幅させてしまっているのです。
そこで、今この瞬間に感じている思考や感情をそのまま受け入れ
自分の感情を否定せず、あるがままに受け止めながら日常生活を送っていけるよう
少しずつ行動を変えていくという治療方法がマインドフルネスを取り入れた認知行動療法です。
マインドフルネスを日常に取り入れることで、不安や緊張が緩和されます。
HSPの方は、過去のことを引きずって悔やんだり、未来に対して不安を抱きがちですが
今を意識することで不安を和らげることができます。
また、マインドフルネスは自己肯定感を高めることにも繋がるとも言われています。
マインドフルネスの状態を引き出す方法として「瞑想」があります。
感情を否定し、抑え込むのではなく、淡々とありのままの今の感情を受け入れることで
ネガティブな感情が連鎖して深みにはまる状況を断ち切ることができると考えられています。
マインドフルネス療法で最も一般的な方法は、呼吸法を使った瞑想です。
いろいろな方法が紹介されていますが、こちらにも一例を載せてみたいと思います。
【方法】
①椅子または床に座る
座り方に決まりはなく、椅子に腰掛けても床にあぐらをかいても大丈夫です。
ただし、深い呼吸ができるように背筋が伸ばせる座り方をしましょう。
②呼吸に意識を向ける
肩の力を抜いてリラックスし、目は閉じて、ゆったりと自然なペースで呼吸をし、意識を呼吸だけに向ける。
呼吸をするときは副交感神経が優位になる腹式呼吸がお勧めですが、難しい場合は無理に腹式呼吸をしようとせず、自然な鼻呼吸を心がけましょう。
最初は1回5分から始めて、最終的には30分程度できるようになれると良いでしょう。
【ポイント】
・場所はどこでも構いません。
リラックスしやすい場所や人の声や物音が少ない集中しやすい場所が適しています。
・タイミングとしてお勧めなのは、起床後やこれから何か活動を始めるとき、別の業務に移るときなど「活動を切り替えるとき」です。
会議の前に全員で瞑想を取り入れる会社もあり、意識がスッと切り替えられて次の作業に移りやすくなります。
また、今はテレワークで仕事と生活がひと続きになりやすく、生活に区切りがつきにくいと感じている方も多いと思うので、パソコンに向かう前に行うのもおすすめです。
いかがですか?
呼吸法を使った瞑想の際にはぜひ身体の変化を感じてみてください!
いつもと違った感覚が味わえるかもしれませんよ。